私は毎週、教室の生徒も含めると、子供から大人まで何十人もの生徒さんのレッスンをしていますが、
特にプライベートの生徒さんに人気のレッスンがあります🌻
「演奏のための音楽理論」のレッスンです。
ピアノの先生なのですが、理論。
でも演奏のための理論ってとこがポイント👌🏻
こういう決まり、こういう流れで作られているんだよと、楽譜を一緒に分析し🎼
大切な音や変わったところ、特徴をとらえて
どう演奏したら良いかワンポイントアドバイス🌸
→そして普段のピアノのレッスンで、じゃどうやってその音色を出すのか、楽器の構造や指先、体の使い方を細かくレクチャー🤓
ただ弾くだけじゃなく、曲一つ一つをしっかり理解できるので、小学校高学年の子供達〜大人の方まで人気のレッスンになります✨
特に小中学生にとって、バッハは必須課題であり、よく訳のわからない作曲家でもあります👻
「バッハは難しい」とか「バッハは苦手」なんて言葉、よく耳にしますね。
そこで、小学生にもバッハを分析できるようになってもらおうと
いつも取り組んでもらっていることがあります👍🏻
今日は内容をちょっとご紹介☺️
手順その1
”曲のテーマ(主人公的メロディ)を探しましょう!”
バッハは右手だけでなく、左手にも、はたまた両手にかけてなど、あらゆる箇所にテーマが出てきます🎶
まずはメインのメロディがどこに出てくるのか探してみましょう🔎
手順その2
”曲を大きな段落に分けてみましょう!”
国語でも、教科書の文章を段落分けしたりしますよね?
音楽も同じように、大きなまとまりがあります📖
ポイントはカデンツ(終止形)を見つけること💡
スケールを弾いている子供たちなら、「カデンツ」知ってるよね?
終わりの合図ですよ🎶そうお辞儀の時によく鳴っていたあの和音です🎼
手順その3
”調性を判断しましょう!”
ピアノという楽器は同時にいくつもの音を出すことができます🎹
調や和声の知識は必須です→よくわからないという方は、まずは楽典の知識を身につけてからスタートしましょう🙆♀️
注目すべきは臨時記号💡
一つの調だけで書かれているわけじゃないですよ🎼
そしてその調の変わり目はさりげなくやってきます😳
なんとなくではなく、この音から変化するとわかれば、演奏の説得力も増しますよ❗️
手順その4
”和声分析してみましょう!”
ここまでたどり着いた方は基礎的な知識はバッチリです🌟
バッハの曲はいくつものメロディを重ねて作られていますが、その折り重なったところに生まれるのが和音です🎶
和音にはそれぞれ特徴や役割があります。
その特徴にあった音色を作れたら、バッハの想いも汲み取れるかも!?
もちろんそれ以外にもモチーフや構造など、知っておくべきことは山のようにありますが、ひとまず手順4まで理解できれば、かなり整った演奏ができるのではないかと思います🧚♀️
無理なく知識を積み重ねていけば、子供たちにとってバッハは
「パズル」のようであり、
「なぞなぞ」のようであり
考えるにはとても楽しい作曲家に生まれ変わります❣️
ただ指を動かすだけではなく
ぜひ様々な音楽のルールを知って、その先にある音楽の楽しみ方を身につけていって欲しいなと思います☺️
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